こんにちは、デザイナーとして生き抜くヒントなどをブログで発信している楽大舎です。
偉人たちの名言をデザイン化するプロジェクト「コトバグラフィー」。
今回は伝説のロックシンガー、ジャニス・ジョプリンです。
圧倒的な歌唱力=魂の叫び、その生き方…。そのすべてをその歌に乗せて聴く人の心に刺さってきました。
私の大好きなロックシンガー、ジャニスの名曲タイトルのデザイン化とその歌詞の切り抜きに挑戦しました。
歌詞の和訳に関しては、彼女の背景や曲を聴いた印象などの個人的な印象で和訳してますので、本職の方からしたら?だと思いますが、ご了承ください。
また、カバー曲もありますが、ジャニスのフィルターを通すことで彼女のコトバとして再生されていると思いますので、カバー曲も入れています。
全5回で表現しています。
はじめに、「コトバグラフィー」とはを少々。
「コトバグラフィー」とは、文字をデザインする「タイポグラフィー」と「言葉」を掛け合わせた造語です。
コトバを発した人の感情や背景・思想などを考えデザイン化してみようという試みです。
デザインコンセプト
今回のデザインは時代背景(ヒッピー文化やサイケデリックムーブメント)などをベースにしようと考えました。
時代を映し出すことで、27歳という若さでこの世を去った彼女の生きたい時代を表現することからジャニスが見えると思ったからです。。
また、私のジャニスのイメージは「乙女」なのです。とてもキュートな少女なんです。圧倒的な歌唱力でロッククイーンとして君臨した強さはもちろんですが、今回の歌詞の切り抜きでわかるように、ただただ、「愛し愛されたい」。なんの損得なしに…。こんな単純な事が、ロッククイーンなってしまったが為にできない!その思いが歌に魂として入り込んでいると私は感じていました。
なので、キュートなジャニスに差し色ととして「ピンク」をプレゼントしました。
【Vol.1】Summertime
貴方は立ち上がり歌う。そして羽を広げて飛び立つだろう。
ジャニスが自分に向けた子守唄のような歌。
【Vol.2】Me and Bobby McGee
自由っていうのは、失うものが何もないってことよね。
クリス・クリストファーソンとフレッド・フォスターに書かれたカバー曲。
彼女はアコースティック・ギターもいいですね。
【Vol.3】Little Girl Blue
誰か優しい男の子を連れてきてあげて。
さみしがり屋の少女を元気づけるために。
ジャニスのドキュメント映画。必見です!
【Vol.4】Move Over
私の愛を受け入れられる!?
出来なければ、私を一人にしておいて。
ジャニスの切なさが魂の歌になっています。
【Vol.5】Maybe
お願い、考え直して。ねえ、帰って来て。
私のもとに、帰って来て!
ジャニスは無償の愛の中で行きたかったのだろう。
でも…もしかしたら、過去の自分?家族?への叫びなのかも??
デザインの作り方を少々。
アドビのイラストレーターが使えれば簡単な作業です。
応用は多彩に効くと思いますので、一度お試しください。
ベースとなるジャニスの写真を用意してこれをイラスト化した時の輪郭を線として作ります。その線を基準として文字を自由な形に作っていくという作業の繰り返しです。文字を崩しスペースをなくすことでサイケ調になります。
最後に
今回は私の個人的な主観でジャニス・ジョプリンをデザイン化しています。
彼女のファン中にはこの記事とは違う見方をされている人も多いかと思います。その点は、あくまでも私の主観ですので、ご了承ください。
この機会にみなさんなりのジャニス・ジョプリンを再生していただければ嬉しいです。